おたふくかぜ
おたふくかぜとは、耳の下の耳下腺が腫れていたくなる病気です。
両方の耳下腺が腫れると、まるでおたふくのお面のようになることからこの名前で呼ばれていますが、正確には「流行性耳下腺炎」と呼びます。
どんな症状?
片方もしくは両方の耳下腺が腫れあがり、痛みが現れます。
また発熱を伴うこともあります。
熱は3~4日ほどで治まりますが、耳下腺の腫れは1週間~10日ほど続きます。
原因はなんだろう?
おたふくかぜは、おたふくかぜウイルスに感染することで発症します。
ウイルスは咳やくしゃみなどによる飛沫感染をし、感染してから症状が出るまで2日ほどかかるといわれています。
どんな治療をするの?
おたふくウイルスに効く薬は、残念ながらありません。
腫れによる痛みを抑えるお薬の処方を行います。
小児科で診察を受けて、安静にすることが大切です。
お家で注意すること
腫れが出ていることによって食事がしにくくなっていますので、以下のようなことに気を付けましょう。
すっぱいものを控える
唾液がたくさんでることで痛みが出ますので、オレンジジュースや柑橘系の果物などは避けてあげるようにしましょう。
食事はなるべくかまずに食べられるものを
口を動かすことで痛みが生じますので、やわらかい食べ物をとるようにしてください。(アイスクリームやゼリー、ヨーグルトなど)
予防
まずは感染を防ぐために、マスクをし、手洗い・うがいをしっかりするようにしましょう。
また、おたふくかぜには予防接種がありますので、そちらを利用してください。定期予防接種ではなく任意接種ですので忘れないようにしましょう。
耳の下が腫れて痛いなど症状がありましたら、まずは医療機関の受診をおすすめします。